夏の「起こし文はがき」が出来上がりました
チョット遅れてしまいましたが、「起こし文」の暑中見舞ハガキが出来上がりました。
日本の夏といえば、すだれ、蚊取線香用の素焼きのブタ、団扇、縁側、朝顔、すいか、風鈴.....。いつの季節もぜったい欠かせないアイテムがありますが、夏は特にキマリものが沢山ある様な気がします。
つい先日も入谷の朝顔市がありましたね。最近なかなか行けないでいるのですが、子供の頃はよく親に連れられて朝早くに行ったものです。この「朝早く」というのがミソです。普通なにか「行事」と言えば大体昼頃から夜にかけてが一般的だと思いますが、この時ばかりは朝早くに起きて、それこそ「朝飯前」に行き(そう言えばラジオ体操は数少ない朝型イベントですね)、朝顔を一鉢買ってくるのです。
その頃はレンガ色の植木鉢に竹の柵だったと思いましたが、今はどうなのでしょうか。難しそうな顔をした着物のおじさんが、あれこれ数々の鉢を吟味していた風景を思い出します。
そして思い出すのが、その帰りに買う「大学芋」。ローカルな話で恐縮ですが、入谷鬼子母神前の通りを鴬谷駅方向へ行くと、朝顔の露店が終わった頃の交差点に、たまらなくおいしそうな匂いをまき散らしているお芋屋さんがありました。店内には、とてつもなく大きな真っ黒い「かまど」が幾つかあった様に覚えてます。蒸かし芋と大学芋があり、「早朝に漂うタマラナイ蒸かし芋の匂い」として強烈な記憶です。
昔を懐かしむことが増えてきたのは、やはり自分が歳を取ったせいでしょうか。このお芋屋さんを覚えている方が、もし他にもいらっしゃったら感激です。
●「暑中見舞はがき」はこちらでご案内してます。
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